行ったこと、学んだこと、忘れがちなので、書いておこう。
2018年10月。私の地元、いわきで「コットンサミットinいわき」が開催された。
いすみにいると、綿花栽培に関してネガティブな意見を言われることが多い。
「そんな、遊びみたいなことやって」「食えねえもん作ってどうする」「やるならちゃんと採算取って結果出せよ」。
地元の方々の、否定的な、そして少々の意地悪を含んだ意見も無視はできない。
確かにそうですよね、と思う。
だが、単に無知だったり、うっぷん晴らしの捌け口としてのひと声で簡単に志が潰されてしまうのもなんだかもったいない。
悩んだが、今年も綿花栽培を続けてみることにした。
全国的には、少しずつ、綿花事業が回復してきているといっていい。
全国というか、もはや世界的にそういう流れになってきている。
エシカルファッションの先進事例ディスカッション、すごくポジティブなパワーをいただけた。
自分が着る服の原料作りから関わることができたら、単純にワクワクする。それを長く、大事に着ようという気になる。
顧客が育て(栽培を委託して)収穫したコットンを原料の一部に使った洋服を最終的に顧客の手元に届ける事業を実現させたモデル兼インスタグラマー兼デザイナーの話など、面白かった。
それは、企画者にネームバリューがあったり、バックに大きな企業がついているからできることかもしれないが、参考にはなった。
オーガニックやエシカルファッションにすごくこだわりがある訳ではないのだが、〇ニクロなどで売っている石油系繊維の衣料品、単純に着心地が悪い。
〇ートテック、着ていてモゾモゾする。
けど、リーズナブルだし、そこそこあったかいから仕方なく着るが、生理的に気持ち良くない。
体がなんとなく嫌がっているのがわかる。
これだけ日本人の生活に欠かせない、生活に密着度の高い「綿」という作物の国内自給率、ほぼ0%。
逆に、綿が国内で必要な分を自給できるようになったら、すごく心地良い世の中になりそうではないか?
本来、それが自然だし、将来的にそうなっていくのではないですかね。